◎スラゲンまでの道中

運転手も私もスモーカーということで、1時間おきくらいにタバコ休憩をしながら車はひたすらスラゲンを目指します。

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ようやく案内標識にその文字が出てきたのは、出発からすでに3時間半ほど経過した頃。いい加減、田舎道のドライブに飽きてました。


ジョグジャカルタ
から2,3時間 というのはインドネシア流のサバ読み?だったようで。

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◎スラゲンの街は

「このあたりがスラゲンの中心部ですよ」


運転手が私にそう告げたのは、昼12時過ぎ。すでに出発から4時間以上経過しています。確かにそこには町役場?みたいな建物や大きなロータリーがありました。

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画像の道路がメイン・ストリートのよう。整備されたキレイな地方都市という印象で、置屋が多数ある(あった?)街とはとても思えません。


とりあえずこの道路(Jl. Raya Sokowati)沿いでランチを取りました。

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◎聞き込みした結果

食後の一服をしながら、運転手と一緒に駐車場係員にヒアリングを敢行。


「・・・・・という伝説、知ってる?」

「はい、経験はありませんが知ってます。」

「グヌン・クムクスのその場所まで、ここからどれくらいかかる?」

「そうですねぇ・・・2時間以上かかりますね。」

んげっっ!!


インドネシア流の2時間は、実質3時間以上か?

すでにこの時点で13時を回っています。運転手が「無理っす」という顔で私を見ます。


「じゃあ、途中まで1時間くらい行けば、グヌン・クムクスの写真は撮れるかな?」

「いえ、グヌン・クムクスは丘みたいなもので、遠くから写真は撮れませんね」

ガッ、ビ~~~ン!


インドネシア情報局さんの記事で、麓だか中腹だかに、みたいに書かれてたので私はスラバヤの南、トレテスを連想していました。


トレテスはまさに、山の麓というか中腹にある、置屋街で知られた街です。


どう考えても、ジョグジャカルタに夕方までに戻るのは無理だし、もし仮にあと2,3時間かけてグヌン・クムクスに着いても「その場所」に辿りつける保証はありません。


「この街には他に、置屋とかないの?」

「ん・・・ないですねぇ」

「カラオケとかもないの?」

「カラオケならすぐこの先に1軒ありますよ」


行ってみたそのカラオケ、看板に大きくFAMILY の文字が。こりゃ、ダメだ。。。


という次第で、スラゲンにまつわる伝説の探査は情けない結果に終わりました。