アジアの尾根遺産【インドネシア分室】

ブログ「アジアの尾根遺産」のなかから、インドネシア関連記事だけを移転させました。ただしバリ島とジャカルタは除きます。

◎ジョグジャ到着の晩に

今回のジョグジャカルタ滞在は、日程等の都合で僅か2泊のみ。

Sragenに向かうなら、ソロ(スラカルタ)泊の方がベターかな?とも考えましたが「ソロの夜遊びは壊滅的状態」だと、どこかのサイトで以前読んだので断念。


インドネシア情報局さんの記事にも「ジョグジャカルタから車で2,3時間」とあったし、到着した晩に夜遊び調査に使ったタクシーも「多分3時間、いや2時間もあれば着く」と。


だったら明日、レンタカーで充分行けるな、と。

いよいよ、伝説の舞台に迫る日が来たぞ、と。
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◎見込みどおりにならず

翌朝、投宿先のフロントでレンタカー料金を確認。

・6時間 ⇒ 400,000Rp

・10時間 ⇒ 550,000Rp


余裕を見て片道3時間としても6時間じゃ、往復するだけになりそう。

だったら10時間にしておいて、もしSragenを早く切り上げる事態になったらカラオケ村タガルジョ探索という手もあるぞ、と。


できるなら夜遅い時間帯にSragenに行きたかったところではあれど、レンタカーが10時間で借りられたのは朝8時から夕方6時まで。

大急ぎで支度を済ませ、運転手を待ちます。やって来たのは、推定30代の好青年。英語も少しですができました。


しかし私がSragenの場所を地図で示すと、「ツゥングー、ミスター」(ちょっと待って)と言ってフロントに走っていき、私もそこに呼ばれます。


「お客様、10時間55万Rpはジョグジャ内限定です」

「ソロの先まで行くなら80万Rpです」と。


おぉい、さっき地図を見せて「此処に行きたい」ってアンタに説明したでしょうに!!!(怒

◎運転手も知っていた

ジョグジャカルタ滞在は翌朝まで。この機会を逃したら、Sragen探索のチャンスは人生で2度と無いかもしれない。。。ということで渋々、80万Rpを承諾し、車内へ。


かなり不機嫌で、沈黙を続けた私。

でも道中は長いわけで、運転手と2人きりだし、打ち解けるためにも、と例の伝説を話してみたら「ワタシもその話は知っていますよ」と。


それからしばらく、現地語9割超英語1割未満で彼がいろいろ説明してくれたのですが、私のインドネシア語の力量では意味不明。


ただ、この2つの英単語はハッキリ言いました。

「デビル」 と 「マジック」 です。


(つづく)

◎ジョグジャ再訪の理由は

ご存じの読者様もいらっしゃるでしょう。

実は「オトコの夜遊びガイド:ジョグジャカルタ編」の説明ページに「今後の改訂予定はありません」と書いておりました。


ではなぜ今回、ジョグジャカルタに行ったのか。

別の目的があったからです。改訂作業は、いわば「ついで」でした。


もう何年も前になりますが、たまたま読んだ「インドネシア情報局」さんの記事の内容がとても印象的で、「いつか此処へ行きたい!」と。

その想いが捨てられなかったんです。
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◎ジャワ島の密やかな伝説

すでに更新をしていらっしゃいませんが、敬意を表して「インドネシア情報局」さんの2009年の記事を一部抜粋引用いたします。

 

ジョグジャカルタから車で2、3時間の場所に、Gunung Kemukus グヌン・クムクスがある。Gunungとは<山>を意味するインドネシア語。


そのグヌン・クムクスの麓に当たるのか、中腹に当たるのか忘れてしまったが、Kota Sragen コタ・サラゲンがある。 


Kotaは<都市・街>を意味するインドネシア語。要するにサラゲン町を目指す。


このサラゲン、所謂置屋が相当多い町とのこと。もちろんローカル人向けで、そんな場所で遊ぶ外国人はほぼ存在しない筈。


そのサラゲン町に昔から伝わるミステリー。

ローカルでは、もちろん女性を買いに行く場所として有名な場所らしいのだが、本来は夫婦で行くべき場所。行う行為はもちろん★ックス。


夫婦で行って何をするかと言えば、男性はその場所で別の女性を選び、奥さんもその場所で夫以外の男性を選ばなければならないそうです。


<行為の代償として得られるのが莫大な富>と昔より伝えられ、実行する夫婦がいまだにいるかは別にして、そんな場所として知られているようです。

男性が独りで行っても効果は何もないそうです!

 

◎ヒアリングしてみたら

2014年、パガンダランからジョグジャカルタまで鉄道で向かった、その車内。

故障かトラブルか、全く動かない列車内で、相席していたローカルの若者3名にこの伝説の話を訊いてみました。


すると内1名が「知っています」と。

そのとき、自分自身に誓ったのです。「いつか、Sragenに行くぞ!!」 と。

(つづく)

◎3年間の変化は

ジョグジャカルタ名物?Gang3は相変わらずでした。


かつて私が遊んだ、Gang3界隈の置屋はすべて常駐型から派遣型になってしまい、事前リサーチしても満足したという声は皆無。


写真とは似ても似つかぬヤツが来た、とか。

 

◎変化の波は確実に

Gang3界隈は元々、格安宿が多数ありましたが、小さなホテルでも次々リニューアルされて宿泊環境は良くなってきた印象です。


同じインドネシアの観光地バリ島と一緒で、風俗ジャンルは置屋から★番SPAにシフトしつつあるように感じました。


修正だらけの写真で選ぶしかない斡旋屋より、オバケばかりのGang3より、★番SPAのほうがビギナー向きなのは申すまでもありません。


それにツアーで相部屋だったとしても、外で済ませられたら問題ないですよね?

私のエピソードはまた後日、あらためて。

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